神戸ファッションコンテストは、1973年の神戸ファッション都市宣言の翌年に始まり、1999年からは、フランス、イタリア、イギリスのファッション系大学・専門学校への留学支援プログラムとして、数多くの留学生を海外に輩出する歴史と実績を有するコンテストです。留学生は海外の有名校で学ぶと共に、世界のファッション界で実践的な研修制度に参加する機会を得るなど、国際的に活躍する人材育成を目指しています。
第35回を迎えた前回から、優れた人材を神戸から世界に発信することを改めて事業の目標とし、これまでの留学制度を通じて培ってきた海外との繋がりを活かして、より国際的で実践的なコンテストにする取り組みを行っています。
改革第一弾としての昨年は、日仏を結んでクリエーターの育成にも尽力してこられたイッセイミヤケ・ヨーロッパ社の斎藤統社長を審査委員長に、パリコレクションや東京コレクションの第一線で活躍するデザイナーやセールス担当者などを審査委員に迎え、パリで一次審査を初開催しました。
36回目を迎える今年のコンテストは、昨年に引き続きパリで一次審査を行うとともに、新たにパリの専門学校「エスモード パリ」を留学先に加えます。エスモード パリは1841年にファッションの専門教育機関として世界で初めて誕生し、現在は世界14カ国に21校を開設するエスモードの発祥校です。また、東京で優れた新進クリエーターのサポートを目的とした合同展示会・AMBIANCE(アンビアンス)を主宰している荒木節子氏を新たに審査委員に迎えるなど、よりパワーアップした内容となります。
神戸ファッションコンテストでは、「次代を担うクリエーターの育成に貢献したい」という目的を共有する国内外のプロフェッショナルの参画により、コンテストのクオリティをアップするとともに、ビジネス展開を見据えた国際的な人材育成を目指します。また過去のコンテスト出身者達に対して継続的なビジネスサポートを行うなど、一過性で無いコンテストのあり方を模索しています。
将来的にはコンテストを中心に、企業人やバイヤー、プレスを対象としたシンポジウムや市民参加型のイベントを併催するなど、神戸を世界的なファッション都市にしていくための様々な企画を検討しています。